「自分で決める!自分でできる!」A様宅 長男君の学習机

お片づけご訪問サポート報告

私のアドバイザー1級2次試験の題材としてお世話になった友人Aの長男君が小学校に上がるという時に、学習机を購入したけど収納どうしよう?と相談されたので、お片づけサポートに伺いました。

ご相談者様
・ご夫婦と春から小1、保育園児の子供二人
・長男の学習机を購入したが、収納が決まらない
・学校の準備などを長男自身でできるようにしたい

ママが家事をしながら子供の勉強を見られるようにと、学習机はリビングに設置。
この時は入学前の3月下旬だったので、まだモノは少ない。
これから増えていく学習用具に対応できる収納にしたいとのこと。

左の棚下段の本類を別の場所に移動し、左の棚は学校のモノだけを収納するようにしました。

引出しは、ちょうど良い高さ(腰~胸の高さ)の場合はとても使いやすいですが、それより高い・低い場合は少々使いづらく、「引き出す」というワンアクションがあるのでいざ中にモノを入れる時には投げ入れてしまい、しかも閉めれば中が見えないので、結局中がグチャグチャになりがち…という、片づけ嫌いさんにとっては要注意収納です。

ですが丁度良い高さの引出しなら、出し入れがスピーディーに出来て、中に入っているモノが一目でわかる優秀収納でもあります。

もちろん入れ方の工夫《中を仕切る、モノを立て、重ねず入れる》が必須ですが、お子さんにとっても使いやすい収納と言えます。

けれど、子供の学習机の引き出しなんて、大抵グチャグチャになりますよね~。
私も昔はそうでしたし、娘もそうでした…

片づけ嫌いさんの場合、誰もが通る道と言っても過言ではない学習机のぐちゃぐちゃ引き出し…

「自分で決める」がカギになる

少し話が逸れますが、私は先日「片づけ大賞」というイベントを見に行ったのですが、その「子供部門」では、小学1年~6年までの子供達が自分達の学習机の収納についての研究発表をしていました。

3名の発表者のどの子も非常に素晴らしい内容でした!

「自分で片づけたから、自分でモノの場所がわかる」

私が整理収納を学んだ中で、一番、「これを学ぶことができてよかった」と思っていることです。

「自分のことは、自分で決める」

こう言葉にするとすごく当たり前なことなんですけどね。

でも、私達って生きている中で、自分のしたいこと、自分の進む道を、自分の思いだけで決めるのってなかなか難しいなと感じること、ありませんか?

置かれている環境、周りの人の目、家族の思い…「そんなの気にしない」なんて断言できる人は
少ないと思いますし、それも多少考える必要はもちろんあると思います。
ですが、自分の気持ちより周りの気持ちばかりに目が行ってしまって、

「どうしたいか」より「どうすべきか」の思いの方が強くなってしまう…

そんな中で子供を育てようとなった時、子供が集団生活に入るという時、

「どうしたい」ではなくまず「どうすべき」を子供に言い聞かせませんか?

でも私、本当はどの親御さんも「子供の意思を尊重してあげたい」と思ってると思います。

それでも、人は一人では生きられませんし、人と協力して生きることを学んで欲しい。
だから集団生活に馴染むことは重要だと、そう思うと、子供の将来を案じるからこそ、「こうすべき、こうしなさい」となる…

私もずっとそうやって子育てしてきたと思います。

その考えの全てが違うとは私は思いません。
でも「バランス」が大事で、社会に出て人と協力する力も大切ですが、多分それ以上に

「自分がどうしたいか」を「自分で決め、実行する」という力が必要なんじゃないかなと思います。

子供が自分を律しながら何かを決めて実行するという機会って、ありそうであまりないという気がします。

でも自宅の学習机は、片づけのルールは子供自身で決めて良いと思いますし、子供が最初に「管理責任を負う場」だと思います。

・学習机の引き出し1つから

・机の上の宝箱1つから

・大好きなカードゲームの管理から

最初はすごくすごく狭い範囲でも良いと思います。
学校のモノに限らず、好きなモノの管理からでも良いと思います。

子供自身が決める。
その子供の判断を、親が尊重する。

それを繰り返していくと、「片づけ」に対する意識が親子で変わっていくのではないかと私は思います。

今回友人Aの長男君の机の収納は、私のサポートの中、ママである友人Aが決めました。

でも、テーマを「自分で支度ができる机」にしました。

「自分でできるようになる」ことをテーマとして親が挑んでいるというだけで、声掛けもかわってくると思います。

写真を撮る前にもしかしたら多少机の上を整えたかもしれませんが、それでも概ねこの状態を維持しているそうです!
スゴイ!!

もちろん、子供のモノは成長に伴ってもっともっと増えます。
教科書とかホントに、なんでこんなに多いのってなります。
下のお子さんが小学校に上がったら、また更にモノが増えます。

そうなった時、ママが机をどうにかしないとと思った時、子供自身も考えて決めて自分のものは自分で管理していくんだという気持ちを少しでも育めるよう、でも焦らず、子供ができる範囲で良いので、子供と一緒に手を動かし親子で片づけに対する気持ちを高めていけば…

そう思わずに過ごしていくのとはきっと違う思いが、子供の中に育まれるのではないかと、そんな風に思います。

キッカケ作りは親の役目かもしれないですね。
片づけ大賞の参加者の一人のお子さんは、企業(文具メーカー)の工場見学に行って、そこのモノの管理方法を見たのがキッカケだと言ってました。

子供を連れてどこに行こうとか、今度の休みをどう過ごそうと思った時、親が片づけに対して楽しんだリワクワクしながら取り組む姿を見せるだけでも、キッカケの1つになるのではないでしょうか。

友人Aのように、整理収納アドバイザーに片づけ依頼するなんてのも、なかなかナイスなキッカケの1つかななんて思います。

片づけ依頼は難しいなと思う人も、片づけセミナーとかに参加するだけでもかなり刺激を受けますのでオススメですよ!

または、私の描くマンガ「モモとナナ」を読んでいただくだけでも、片づけ気分が高まるかも?しれません。

子供の片づけを考える時、それはきっと、親自身の片づけに対する気持ちを確認する時なのかもしれないですね。

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