私の学生時代からの友人Aはインテリアや片づけにも興味がありましたが、仕事が忙しく、子育てや家事との両立に以前から悩んでいました。
私が整理収納アドバイザーの資格を取ると言うと、経験の浅い私に前のめりに片づけ依頼をしてくれました。
今回は私が整理収納アドバイザー1級の2次試験の研究発表テーマにした友人A宅 和室押入れ収納を簡単に紹介します。
ご相談者
・ご夫婦と4歳・1歳(当時)の子供二人
・大容量の押入れを活かしきれていない
・子供服の管理がしにくい
・子どもが自分で身支度できるようにしたい
押入れの構造は↓の通り
解説↓
IKEAの引出しラックを使って大きな押入れ空間を仕切り、深い奥行きも有効に使っていましたが、それでもモノがモノの影に隠れ奥に何が入っているかを忘れてしまう事態に。
日々の忙しさで子供の成長と共に増えるモノの見直しが出来ないままモノを積み上げてしまっている状態でした。
↑の写真以外にも、収納場所を変更したモノ多数。
この押入れを片づける前にまず、廊下収納を見直し、洗面所収納を見直し…
家の中全体のモノの量や、ストック量の見直しなどを進め、ようやくこの和室収納に到達しました。
横に逸れますが、整理収納アドバイザー1級2次試験の研究テーマにするなら押入れのような大きな収納場所ではなく、洗面所とか、玄関とか、範囲が小さい場所を研究テーマにすることをオススメします(汗)
そういうことを全く考えず、ただ「友人が一番困ってるの、ココだー!」みたいな勢いとノリで始めてしまった未熟な私…
いや、凄く勉強になったから結果オーライですけどね~(笑)
資格取得じゃなくとも片づけ初心者さんは、小さい収納場所の見直しから始めると挫折しにくいですよ~!
引出し一つなどから始めましょう♪
下の子供がまだ小さく、上の子の服はお下がりで使えるので処分する服はそこまで多くありませんでしたが、それでもかなりの量の子供服を手放す決心をしました!
上記以外にもオモチャや知育グッズなども多数手放す決心!
・この、もらいもののオモチャ、最近もう使ってないけどこれから先また使うかな?
・上の子が使わなくても下の子は使うかも…
全部「いらないもの」ではない。
取っておけば、何かの時に便利だったり役に立つこともあるかも…
でも…
いつ訪れるかわからない「何かの時」のために、毎日の暮らしが窮屈になるのは、どうなんだろう…?
防災グッズなら、本当にその時に役立つモノを厳選して揃えておく方が良いですし。
「あると便利」なモノも、無くても代用がきくモノも多いです。
全部を持ち続けるのは、場所的にも、そして管理する手間的にも、ちょっと大変かも。
・毎日の家事を効率良くしたい
・自分の自由な時間を増やしたい
・家族みんなが自分で片づけられるようにしたい
例えばそんな風にハッキリと願った時、
「全部のモノを持つ」から「持てるモノを持つ」へと気持ちが動いていきます。
友人Aも、次第に目的意識とモノを取捨選択するスキルが上昇していきました。
ちょっとまた逸れるのですが、↑は廊下収納の中にあった薬箱。
お子さんがお二人とも喘息とのことで、薬が多くなるのは当然なのですが、かなり古くなった、余った薬なども「まだ飲めるし」という理由で全て取っておいてある状態でした。
最初のお片づけサポートではその気持ちは変わらなかったのですが…
次に訪れた時にはなんと!薬の量が激減していました!
薬の量が減り、
必要な薬がすぐに見つかるようになりました。
子供の病気の時にすぐに対応できるという効果に気持ちが向けられるようになっていました。
私は、自分の声かけに何か彼女の心を動かすナイスなセリフでもあったのだろうか…?と、その時若干胸が高鳴ったのですが、
残念ながらそうじゃないです(笑)
2回目のサポート前という短期間で彼女の気持ちが動いた大きな理由、それは…
「彼女が実際に片づけながら自分で手を動かした」
それこそが彼女にとっての最大の学びになったのだと思います。
大人でも子供でも、人に何か言われるより、自分で経験したことの方が身に付いたりしますよね?
もちろん、アドバイザーである私が「目標を意識する声かけ」をしたことで、実際の作業が促されたという段階があったからというのはそうだと思いますが。
それ以上に、彼女自身がその手を動かしたことで、彼女は自分の心も動かしたのです。
と、まぁ、そういった経緯があって、和室押入れ収納も改善へと突き進みました。
↓解説はコチラ
上記画像は今からもう3~4年前?
でも去年遊びに行った時も押し入れ内はキレイな状態で維持され、長男クンの成長に伴い収納のバージョンがアップしていました!
…と、だいぶ内容を割愛しましたが(そのわりに長文…)
押入れ収納はその家全体のモノを見直す必要が出てくるので、道のりとしては長くなるのですが、その分実感できる効果は大きいかと思います。
そして友人A…
まったくあなたという人は、経験の浅いアドバイザーだった私を信じてよく最後まで共に駆け抜けてくれました…
そして私に、もの凄く多くの学びをもたらしてくれました。
ありがとう友よ!
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