【場所別 片付けのコツ④】《リビング》~5つのポイント~

場所別片付けのコツ_リビング 【片付けのコツ】

まずどこから始めたら良い?という方のために

①キッチン
②洗面所
③玄関
④リビング(この記事)
⑤廊下収納(納戸)
⑥クローゼット(洋服収納)
⑦子ども部屋…準備中
⑧夫婦個室…準備中

…と、全8ページにて解説しています。

ちなみに『片付け難易度』は
①~⑧と数字が増えるにつれ高くなっていきます。

片付けに苦手意識がある方
「キッチン」「洗面所」「玄関」
あたりから取り掛かると始めやすいと思います。

※あくまで一般的な難易度なので、
片付けは「やりたい場所」からやることも大切です♪

  

〈1〉「ペン」や「ハサミ」何本ある?

リビングは家族が集う場所。

・家族で共同で使用する文房具
郵便物や荷物の梱包や開封
これらの道具が置かれていることも多いと思います。

「ペン」なども、粗品で貰うことも多くて、気づいたらペン立てに入りきらないくらいのペンがあったり、

「ハサミ」が家に何本あるかわからない…なんてご家庭もあるのでは?

・こまごましたモノ
・所有者がハッキリしないモノ

というのは増える一方

***

《1》
まずはそんな
「ペン」や「ハサミ」など、
数えようと思えばすぐ数えられそうなモノ
をカウントしてみて【把握】!

《2》
その中から
「よく使うモノ」「レギュラー」
だけを厳選して
「家族にからみても
分かりやすく使いやすい場所」
に収めてみましょう♪

***

使わないけど
・捨てるのはもったいない
・予備として取っておきたい
というモノは、

まとめて透明の袋などに入れてその周囲の引出しや棚の奥に入れてみましょう
くれぐれも中身が見えるように!

出し入れしやすい場所
「よく使うモノのための特等席」にしましょう!

そうすれば驚くほど使いやすく、見た目もスッキリ収納することができますよ♪

家族もその変化にきっと気づくと思います。

  

〈2〉「紙類」を整えればリビングが整う

リビングは「紙類」も溢れがち。

書類の収納の仕方は色々あるけれど
収納をどうするかの前
とにかく
\ ジャンルで分ける! /

「なんとなく分けてるけど」じゃ、残念ながら片付きません。

【分ける】をキッチリできるかどうかが「片付くかどうかの分かれ道」なのですよ~!

「子どもの学校関係」と「保険の控除証明書」が混ざっていたら、申告時に見つからず慌てふためきますよね。

「クリアフォルダー」を利用して書類を分けている方も多いかと思いますが、クリアフォルダーはすぐにイッパイになるし、自立しないから、それが混ざってゴチャゴチャになっているご家庭も多いのでは…?

私は個人的には


コクヨ個別フォルダーNEOS

オススメしております。

私はこれを100均のファイルスタンドに立てて入れて使っています。(2つ上の写真参照)

このNEOSで【ジャンル分け】しておけば、
その中に直接書類を放り込んでも良し、クリアフォルダーで中で更に細かく【分ける】をしても良し!

一般家庭で自力で「ファイリングシステム」を導入するのはハードルが高いですが、

【NEOSでジャンル分け】をすれば、わりとすぐにすんなり「書類整理」できますよ!

そして「古い情報」は処分するか、捨てない場合も【分けて】別場所での保管をしましょう。

  

〈3〉「ここに無くても良いかも」探し

リビングは「雑多なモノ」を置きがち。

片付かなくなる最大の理由は【混ざる】ということ。

「所有者」
「種類」
「使用目的」
「使用頻度」

これらの要素がバラバラなモノが【混在】することで、どんどん片付けにくくなります。

ですが【分ける】をしてみると
「これはリビングに無くても良いモノかも?」
というモノが必ずと言って良いほど出てきます。

・貰いモノの掃除グッズや試供品
・試しに買った便利グッズ
・何年も使っていない手帳やノート
・読もうと思って買っておいた本
・思い出の品
・人からの頂き物(使う予定はナシ)
などなど…

「これ、どうしたら良い?どこに置いたら良い?」なモノをつい「チョイ置き」して、数年経過しているモノ、ありませんか?

「読もうと思った本」は、リビングで読むならそこに定位置を作るのが良いと思いますが、それ以外の「リビングで使うわけではないモノ」や「そもそも使うかどうか謎なモノ」と混ざった状態だと、いざ本を読む時間が取れても「あの本、どこに置いたっけ?」になってしまいますよね。

「ここの棚や引出し、数年開けてない」
という場所もありませんか?
なのに普段使うモノはその棚の前に床置きしていたりして…

棚や引出しは
「使うモノを入れるための場所です。

リビングの収納は
「使用頻度の高いモノのための場所」にする方が、日々の暮らしにとって効率的です。

「収納が少ない!」と考える前に、
少ないはずの収納に「使わないモノ」を入れていないかをしっかり確認しましょう。

   

〈4〉家族のスペースも【分ける】

「家族がモノをリビングのあちこちに放置するからイライラする」

お片付けにお悩みの方からよくお聞きします。

リビングは家族全員にとっての「共有スペース」

そして会社や学校では、共有スペースに個人のモノは置きませんよね?
でも自宅だと「共有スペース」という意識が薄れ、アチコチに個人のモノを置きがち。

そうかと言って、
「家族共有スペースに個人のモノを放置しないで」と急に家族に求めると、家族は少し窮屈に感じるかもしれません。

なのでリビングの一部に「家族それぞれの占有スペース」を設けて、

「リビングに自分のモノを置くなら、ここの部分にまとめておいて」と、

少し譲歩した案を提案すると、家族も受け入れやすくなります。

そしてその部分は「ひと目でわかりやすい」ことも重要です。

なので「専用のカゴ」「棚の1~2段目」など
・誰が見ても分かる
・他のモノと混ざりにくい
ように分けましょう。

そして自分自身も「共有スペース」に私物を放置しないよう、『自分の占有スペース』を用意しましょう。

多くの言葉で伝えなくても、
モノやスペースを【分ける】を徹底していくと、自然と家族の習慣にも変化が生じます。

  

〈5〉片付けは「伝える」ではない

何事も『指示』や『命令』は伝わりにくいです。

リビングは「家族全員が過ごす場所」。
その場所を使いやすく片付けるためには「使う人全員の要望」にフィットする必要があります。

だから、「誰か1人だけの意志でその場をどうにかしよう」と思っても思い通りには進まないでしょう。

ですがリビングは、
・そこで過ごす時間の違い
・個室の有無の違い
などもあり、長時間そこで過ごす人の意見が重視されるのは当然とも言えます。

そういう「違い」がある時は「話し合い」が必要です。けれど…

「話し合うと衝突するから、面倒だから、話さない」というご家庭がとても多いのが現状です。

ただし、会話せずに「片付けだけを上手く進める」というのは困難です。

「話し合いに苦手意識がある」という方や、「話し合うとついケンカになってしまう」という方の場合、「片付けについて家族で話し合う」というのはハードルが高く感じるかもしれません。

ですが、
話し合うのは「片付けについて」というより、
「家族それぞれの感じていること」「家族それぞれの要望」についてなのです。

これは結局、片付けを超えた「家族にとって本来必要なコミュニケーション」であり、それは

「家族が家族であり続けるために必要なこと」なのではないかと私は思っています。

でも、苦手なことや難しいことに最初から取り組まなくても大丈夫。

まずは【モノを分ける】をして、「片付けを進めやすい環境」を整えておけば、その後の「会話」もぐっとやりやすくなります。

「家族との会話」の前に実は『自分自身がどうしたいと思っているのかという考えをまとめておくのも重要です。

片付けは「目的」ではなく「手段」です。

「片付けで何を実現するか」

リビングという場所は、その「片付けの目的」があるかないかで、片付け満足度が変わってきます。

  

リビングの片付けのコツ「まとめ」

…リビングは片づけ難易度としては高めの場所。

その理由は「自分以外の家族のモノもある場所」だったり、「自分も長くそこで過ごすこだわりがある場所」だから。

「違い」「こだわり」は、扱いが難しい!

けれど…

その「違い」や「こだわり」を理解し、受け止められるようになった時、それまでとは違う気持ちや、暮らしの変化にきっと気づくはず。

そしてその変化は人生にも影響を与えると私は思います。

それにリビングに必要なモノを使用頻度で判断するのは実はそこまで難しいことではないので、【分ける】の作業そのものはそこまで難しくありません。

まずは【分ける】から取り組んでみましょう!

     

次は「⑤廊下収納(納戸)」

「廊下収納(納戸)」は、モノの量や種類が多く、そして「要不要」の判断が曖昧になるモノが集まる場所。片づけ難易度も高めです。

ですがここを上手く使いこなせるようになると、家の他の場所の収納の仕組みを上手く組み立てやすくなります。

【場所別 片付けのコツ⑤】《廊下収納・納戸》~5つのポイント~
まずどこから始めたら良い?という方のために ①キッチン②洗面所③玄関④リビング⑤廊下収納(納戸)(この記事)⑥クローゼット(洋服収納)⑦子ども部屋…準備中⑧夫婦個室…準備中 …と、全8ページにて解説しています。 ちなみに『片付け難易度』は①...

  

「その人に合う片付け方」は人それぞれ違います

このページでご案内しているのは、
今までのお片付けサポートでよくある事例
もとにした方法です。

大抵の場合はこのやり方に当てはまりますが、
細かい部分はやはり人それぞれ、
ご家庭それぞれで違ってきます。
(収納場所のスタイルによっても違いがあります)

「自分の場合は具体的にどうしたら良いのかな?」
と分からない場合は、
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