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整理収納アドバイザーで漫画家の、
マリカジです♪
「モモとナナ」というマンガで、
整理収納を伝える活動をしております!
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お子さんが小学校に入学されるご家庭で
必ずと言って良いほど話題にのぼるこの
【学習机】必要か否か問題
「ジジ、ババが買ってくれるって言うし」
「ウチは子ども多いから上の子の机しかナイワー」
「そんなの置く場所ないし」
などなど…
もちろん、
それぞれのご家庭の事情もありますから
これが絶対「正解」
というのはない
というのは大前提です。
ただ…
整理収納アドバイザーとしてお子さんのお片づけサポートをさせていただいたり、
自分の子どもも春から大学生で一通り子どもの成長を見てきて、
【学習机】を興味深く観察してきた身として思うトコロが多々あったので、
ここでその思いをシェアさせていただき、
これから学習机の購入をされる方の参考にしていただければと思います。
最近売ってる【学習机】は、基本どれもけっこうイイ
これは以前お片づけサポートさせていただいたお子さんの学習机。
(掲載許可いただいています)
〈イケア〉のミッケですね
こちらもお片づけサポートさせていただいたお子さんの学習机。(掲載許可いただいています)
まだサポート完了までいってないんですが
イケアのミッケは見た目もとてもシュっとしていて、インテリアを素敵に見せてくれる優れものですよね。
そして学習机としてはお安い。
学年が上がっても長く使い続けられるタイプだと思うので、ミッケ自体は私もとても良いと思います。
コレを選ぶ方は最近多いかなと思います。
そしてニトリさんから画像拝借させていただいちゃいますが、
こちらはスタンダードな学習机のスタイルもありながらも、棚の可変性がとても良いと思います。
女子に人気ありそうな色もアリ。
ニトリさんは商品のバリエーションがさすがですね~。
私の娘の時代はこんなに無かったわ…
今私が見ていて気になったのはコレかな。↑
シンプルでお値段も優しい。
そして
引出しが少ない!
↑これ重要…
ひとまずイケアとニトリの商品しか今はチェックしてませんが、
どの学習机もそれぞれ良い部分があり、購入して損はない商品ばかりかと思います。
…使いこなせれば
大抵のお子さんが使いこなせない、それが【学習机】
最近売られている【学習机】は見た目も良かったり可変性があったりして、
長く使い続けられる良い商品ばかりなのですが、
残念なことに、
その素晴らしい機能を使いこなせているお子さんはごくわずか
です…
自分の子育て経験とそこで関わった多数の親子の様子と、整理収納アドバイザーとして関わったお子さんを見て、という私見ではありますが、そこまで実情からかけ離れた感覚ではないと思います。
【学習机】は大抵は散らかる
それがおそらく過去~現在のスタンダードかと思われます。
【学習机】は
・机の上は常にモノで山積み
・親に言われてor来客時だけ片づける
・自分の机では勉強せず、リビング学習
・大事なモノの管理はできず失くしモノ多数
・横についている引出しや扉収納の中は、たいていカオス
…こういったケースがかなり多いのではと思われます。
「使いこなせている」とはなかなか言えない現状かなと感じます。
そもそも【学習机】は
『小学生が扱うには難易度が高いモノ』かなと私は思います。
リビング学習が主流
小学校に入学したての時期は
親が子どもの勉強を見てあげる必要があるので、
「子どもが学習机で勉強する機会」は少ないです。
高学年あたりになるとプライバシーを求めて自分の机で勉強なりゲームなりをしたがりますが、
結局
テスト前はリビングで勉強したがります。
↑このタイプ多い感じ…
あ、普段も机では勉強してませんね、ゲームするか絵描いてるか漫画読んでるかだと思います。
(後はコッソリお菓子食べるとか)
ですがもちろん
そうじゃないお子さんもいらっしゃいます。
お片づけがもともと好きなお子さんももちろんいらっしゃいますからね!
でも中学受験をするとなると、リビング学習が必要のようですしね。
お片づけできる子でも、リビングでも学習すると思います。
ただ、中学~高校では
さすがにプライバシーを強く求める年齢でもあるので、机のような「一人空間」は必要になってくるかと思います。
(個室があれば良いですが、兄弟がいれば個室にはなりませんしね)
なのでお子さんのタイプによって、
そして進級するにしたがってさすがに個人の空間でもある
【学習机】は必要になってくるかと思いますが、
少なくとも小学校低学年のうちは、
「勉強する目的」でその【学習机】は必須かというと、
…そうでもないかなぁと思います。
小学生のうちに身につけさせたいのは「学習習慣」と「○○習慣」
程度の差はあっても、
「学習習慣」は身につけた方がやはり良いのではないかとは思います。
リビング学習で、親子でコミュニケーションを取りながら学習習慣を身につけるのはとても良いことだと私は考えます。
それと同じくらい大切な習慣は
『自分のことを自分で管理する習慣』
【自己管理習慣】
かと思います。
その【自己管理習慣】を身につけるのにピッタリなのが
「片づけ」というか「整理収納」です。
「自分のモノを自分で管理する」ことで
「モノを通じた【自己管理】」
ができるようになります。
【学習机】の話に戻ると、
そもそも【学習机】は
『小学生が扱うには難易度が高いモノ』です。
【学習机】は、非常に沢山のモノを収納できます。
でもですね、
「沢山のモノが入れば良い収納というわけじゃない」んです!
持つモノの量が増える=
管理しなければならないモノが増える
でも子どもはそんなに多くのモノは管理できません。
そして【学習机】はかなり多機能収納を備えています。
多機能収納を子どもは使いこなせません…
それでも、
小さいうちから是非育みたい
【自己管理習慣】
そのために有効なのは
『小さなスペースの管理を任せる』
ということです。
小学校入学当初は
・ランドセル、帽子置き場
・教科書置き場
・体操着や図工、音楽バッグ置き場
・ハンカチティッシュ給食袋置き場
・上履き置き場(持ち帰った時用)
(・習い事があればそれ関連)
これらが置ける場所があれば十分で、
カラーボックスが1個あれば収まるかなと思います。
(モノの量に合わせてですが)
カラーボックスの上をランドセル置き場にするなら、
子どもの胸くらいまでの高さの、
少々横長タイプ(幅60㎝くらい)なら使い勝手も良さそう
この
『カラボ1つの管理を子どもに任せる』というトコロからスタートすると、
子どもも無理なく【自己管理習慣】を身につけられるし、
高学年になってから
その横にシンプルな机を買い足すという手もアリだなと思います。
(必要に応じて棚増設とか)
↓コッチは無印
ニトリのカラボだと奥行が浅くてファイルボックス(横向き)が入らないので、
無印良品のこのステンレスシェルフなら子どもが成長しても使い勝手良いかも。
お値段はカラボよりちょっとお高めですが…
【結論】…では、【学習机】は不要なのか?
小学校1年生の時点では、
【学習机】は
『必須とは言えない』かなとは思います。
しかし…
この世界のモノゴトは
「要・不要だけでは判断できないこともある」
かなと私は個人的には思います。
なんと言っても…
小学校に上がった時、
ランドセル同様、
【学習机】を買ってもらうのは
なんとも言えない喜びがあるかと思います。
子どもも、そして見ている親も。
あの子どもの嬉しそうな顔を見ちゃうと、ねぇ…
なので、
「ランドセルと学習机はセットで買ってあげたい!」
と思う親御さんがいらっしゃったら、
それはそれで良いとも思います。
ただし!
その場合、
「子どもが多機能収納【学習机】を使いこなせなくても仕方ない」
という
おおらかな気持ちを持ち、
なおかつ
「親がまず正しい片づけ(整理収納)を学び、子どもと共に成長していく」
という意気込みを持つならば、
【学習机】を通じて
親子のコミュニケーションをより深めることができると思います。
お片づけのプロ、整理収納アドバイザーに相談するのもアリですよ♪
そして最後になりましたが
一番大事なコトを…
机を買うにしても
カラボやシェルフを買うにしても
【お子さん本人の意思を確認する】
ということを必ずしてください。
特に棚の中の収納をどうするかという部分!
【一緒に選ぶ・考える】というスタンスをその時から親子で育ててください。
『自分で選んだモノ・決めたコトは、自分で責任をもって管理する』
そういう気持ちも、親子で一緒に育てていくチャンスですので♪
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